起業前のチェックポイント10

起業を思いたった日から実際に起業するまでの間に、準備すべきことがいくつもあります。どれくらい事前に検討し、準備したかが起業後の経営を左右します。次のチェック項目で確かめてみましょう。

動機は明確ですか?

どういう目的で、どんなことをしたいかを明確にする必要があります。動機があいまいでは、さまざまな困難を乗り切っていくことはできません。また、起業しようとする事業内容が顧客のニーズや時代の流れに合っているかどうかも重要なポイントです。

事業に関して十分な知識はありますか?

起業しようとする事業は、まず経験のある業種や知識、興味のあるところおよびその周辺というのが妥当なところでしょう。技術・技能・ノウハウなどの修得には経験が何よりも重要です。また、受注先を確保できるかどうかは、それまでにつちかった人脈や信用が大きく左右します。

自信はありますか?

経営者は法律、経理、税務、労務など幅広い知識のほか、強い意志、努力、体力が不可欠です。加えて、十分な金銭感覚も必要とします。

家族の理解は?

身近な家族の理解が得られないようでは、事業に対する意欲が疑われても仕方がありません。信頼できる協力者としての家族は、困難を乗り越えていくときの支えになってくるでしょう。

起業「場所」は?

一般的に立地条件の良い場所は費用負担が重いので、採算が合うかどうかを慎重に検討します。また、所有物件の活用や立地条件にマッチした商品やサービスの提供についても検討してみまるのもよいでしょう。

必要な人材は?

必要とする人材像を明確にし、早めにあたりをつけます。優秀な人材を採用するには、何らかの魅力づくりが必要です。事業が軌道に乗るまで、人件費は重い負担となります。家族労働、人材派遣会社、パートタイマーなどの活用も検討してみましょう。

セールスポイント・独自性はありますか?

商品、サービス、技術またはそれらの提供方法などに、顧客を引きつける何らかの特色を出せるか検討します。同業他社にはない独自性や新規性が求められます。

収支の十分な予測・検討はしましたか?

売上(収入)は多めに、支出(費用)は少なめにといった甘い見通しになりがちなものです。同業他社の実績など、裏付けのある数字に基づいて検討してみましょう。

自己資本は準備していますか?

事業を早く軌道に乗せるためには、借入金は少ないに越したことはありません。借入金の返済負担は、事業の採算性や健全性をそこねることがあります。起業を思いたったら、まず着実に自己資金を蓄えることから始める、という堅実な姿勢が大切です。また、資金の借入に際しては、通常、保証人や担保などが必要です。あらかじめ検討しておいたほうがよいでしょう。

事業計画書をまとめましたか?

自分の描く事業のイメージを具体的に文字や数字で確かめてみましょう。事業計画書は借入の際の説明資料として必要ですが、自分のやりたいこと、それが実現可能なのか、などを明らかにします。