成功のカギはシナリオにあった
起業に一番必要なものは何だ!?
起業、独立を考えている方、もうご自分の夢を実現するシナリオを手に入れたでしょうか? 事業に失敗する方、成功する方、いろいろなケースがあります。成功する方とそうでない方の違いはいったい何でしょう?そこにはいろいろな要素がありますが、「成功する起業家は、成功にいたるまでのシナリオをきちんと作っている」ということが一つの重要なファクターのようです。
まずは10年間のシナリオを
シナリオというのは比喩で、一般的には「ビジネスプラン」とか「事業計画」と呼ばれているものです。しかし、今いっているシナリオとは決してパワーポイントで数十枚にもわたる立派なものではありません。では企業を考えている方や、創業したばかりの経営者に必要なシナリオとはどういうものでしょう。シナリオとは、あなたが目指すところにいたるプロセスを、日程や金額などの数値を交えて、具体的に表現したものです。これはその一例です。
- 初年度は、現在の業務で営業に力を入れ、年商3千万を目指す。自宅を事務所に使い、家族で頑張ろう。
- 3年後は年商1億円を目指す。ただし、従業員は2名におさえる。
- 5年後には、店舗数を5店舗にし、年商3億円以上を目指す。従業員は6名まで増やし、都心にオフィスを構える。
- 10年後には10店舗に増やし、年商7億利益は1億出せるだろう。ここで株式公開も視野に入れる。
これからの十年間をこんな風に表現することです。もしこのようなシナリオをまだ持っていないというなら、今から考えましょう。成功する経営者は創業の段階で、成功に至るまでのシナリオをしっかりと持っています。そして、紆余曲折を経ながらも、大きな流れで見れば、このシナリオどおりに歩み、最後には描いていた通りの成功にたどり着いています。
目的地と、そこに至るための地図
経営はよく航海にたとえられます。航海とは、目的地を目指して、時には荒れ狂う海にこぎ出し、つき進むことです。海にはさまざまな危険が潜んでいます。 様々な危険が潜む海にこぎ出す際に絶対に必要なのは、目的地までを描いた地図です。経営も成功という目的地に向かって、様々な苦境や困難をうまく回避しながら、突き進んでいく航海と考えれば、絶対に地図が必要です。経営という航海では、経営者が船長ということになります。目的地とそこに至る地図を持たずに航海に出るなんてナンセンスです。これでは座礁したり、大波に襲われたりするのは当たり前。そして、失敗をおそれて遊覧船のように湾を徘徊することに終始したり、無理をして外洋にこぎ出してあっという間に沈んでしまったりしてしまいます。
ですから経営者は創業の段階で、自分の目的地つまり社の成功のイメージ、あるべき姿を明確にしなければなりません。経営者が会社の成功した姿をイメージできていなければ、そこに至る道筋も描きようがありません。明確な目的地を持ち、そこに至るための地図を描くことが第一に必要です。
3行の経営理論
米国の国際電話電信会社、ITTという会社の元経営者、ハロルド・ジェーニンが唱えたのが、「3行の経営理論」です。これは「本を読むときは、はじめから終わりに向かって読む。ビジネスは逆だ」というもの。つまり「ビジネスは、スタートから考え始めるのでなく、まずゴールを設定して、次にそこにたどり着くための方法を考えるべきだ」という意味です。ゴールがはっきりするからこそ、ゴールにたどりつく手段が明確にできるということなのです。
あなたがシナリオを作る際にも同じことが言えます。シナリオを作るなら、まず自分のビジネスが目指す、わが社のあるべき姿、成功のイメージを明確にすることが、絶対に必要です。


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